文字列と数値の違いで説明したように、数値と文字列はまったく違った種類のデータです。数値と文字列を足し合わせたりはできません。
しかし、数値を文字列に変換したり、逆に文字列を数値に変換して同じ形式に変換すれば、演算できるようになります。
文字列の数値化¶
数字だけからなる文字列は、次のように int() を使って整数に変換できます。
In [11]:
text = "123"
int(text)
Out[11]:
文字列 "123" と 数値の 456 は、そのままでは加算できません。そこで文字列 "123" を数字に変換してから足してみましょう。
In [9]:
int("123") + 456
Out[9]:
また、float()使うと、文字列をfloat型に変換できます。
In [16]:
text = "123.4"
float(text)
Out[16]:
数字以外の文字は、数値にはできません。次のようなエラーになります。
In [18]:
int("Hello")
数値の文字列化¶
int() を使って文字列を整数に変換するのとは逆に、str() を使って数値を文字列に変換できます。
In [18]:
num = 123 # 整数値
str(num)
Out[18]:
In [10]:
num = 123.456 # float値
str(num)
Out[10]:
数値を文字列に変換すると、数値と文字を組み合わせて読みやすい文章を作れます。
たとえば、身長の数値データが height という変数に入っているとき、height の値を使って「わたしの身長は xxx cm です。」というメッセージを出力する方法を考えてみましょう。
この場合、height の値は str() で文字列に変換し、前後の わたしの身長は という文字列と、cm です。 という文字列を加算します。
In [21]:
height = 172 # height に 172を代入する
print("わたしの身長は " + str(height) + " cm です")