1+1
と入力しましょう。
入力するのは、1+1
の3文字だけです。 >>> という記号は、「ここの部分は Colab に入力して実行できます。」というマークです。プログラムの一部ではありませんから、入力しないでください。
左側の ▶ を押すか、Shift+Enter
(シフトキーを押しながらEnterキー) を入力して、Pythonを実行します。

最初はしばらく(10秒〜)待たされますが、1+1
の結果が表示されます。

結果が表示されたでしょうか?初のPython、おめでとうございます!非常に単純な計算ですが、これもれっきとしたPythonプログラムです。
エラーが出たら?¶
もしかしたら、2
という結果が表示されずに、こんな画面が出てしまったかもしれません。

エラーメッセージはいろいろですが、間違ったPythonプログラムを実行すると、こういったエラーが表示されます。
プログラムを入力する時は、以下の点に気をつけて、ちゃんと実行できるまで試してみてください。
日本語入力はオフにする!¶
当分のあいだ、この講座では全角文字(文字幅が2文字分ある文字)は使いません。 半角の英数字('a'
、'0'
) だけを使います。
日本語入力は常にオフにして、全角のアルファベット 'a'
や数字 '0'
などが紛れ込まないようにしましょう。
とくに、全角の空白文字が紛れ込んでしまうと、見た目では半角の空白と区別がつきませんから、とてもわかりにくいエラーになってしまいます。全角文字は決して使わないように、くれぐれも気をつけてください。
余計な文字を追加しない!¶
この実習では、サンプルに書かれているとおりのプログラムを、まったく修正はせずに、そのままセルに打ち込んでください。
Pythonはちょっと厳格なところがあるプログラミング言語で、余計なところで改行するだけでも機嫌を損ねてしまうことがあります。余計な苦労をしないためにも、最初はサンプルをそのまま、見た目通りに打ち込んで実行しましょう。
もちろん、なれてきたら好きなように書いて大丈夫ですが、最初のうちは、どんな修正をしても大丈夫なのか、わからないと思います。
コピペもOK!¶
最初のうちは、自分でプログラムを打ち込まなくとも、書かれているプログラムを選択・コピーして、セルにペーストして実行しても良いでしょう。
この章の目的は、Pythonプログラムを実行する感覚を掴んでもらうことです。文字の打ち間違いで、あまり時間を浪費しないほうが良いでしょう。
「プログラム」と「ソースコード」¶
ここで、簡単な用語を覚えておきましょう。
「プログラム」という言葉は一般的にもよく使われますが、ここでは「コンピュータに対する、一連の命令」を 「プログラム」 といいます。さきほど、
1+1
という計算を行いました。これは、 「1+1の計算をしなさい」という命令を書いた、とても単純な 「プログラム」 です。
また、プログラムをPythonなどのプログラミング言語で書いたものを、ソースコード と言います。ですから、この
1+1
は、
「Python言語で書かれた、1 + 1 を計算するプログラムのソースコード」
という言い方をします。