環境構築ガイドAnaconda

Conda コマンド

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Anaconda には conda コマンドがインストールされており、パッケージのインストールや、実行環境の作成・切り替えなどを行えます。

Note

macOS、Linux では、conda コマンドの実行環境を設定する必要があります。macOSの場合は macOSの設定、Linuxの場合は Linuxの設定 を参照してください。

LinuxやmacOSでは、 conda コマンドは通常のコマンドのようにターミナルから使用できます。

Windows環境では、スタートメニューの「Anaconda3(64bit) | Anaconda Prompt」で表示されるコマンドプロンプトから、conda コマンドを実行できます。

Conda環境

Conda環境は独立したPythonの実行環境で、他の環境に影響を与えずにPythonのバージョンを用途によって切り替えたり、パッケージをインストールしたりできます。Anacondaをインストールすると、デフォルトのConda環境として base が利用できます。

AnacondaのPythonを利用するときは、Conda環境を有効にしてからコマンドを実行します。Conda環境は、conda activate コマンドで開始します。

$ conda activate
(base) $

環境名を指定せずに conda activate コマンドを実行すると、デフォルトのConda環境である base 環境が有効になります。

Conda環境を有効にして python コマンドを実行すると、システムにインストールされた Python ではなく、AnacondaでインストールされたPythonが実行されます。Pythonだけではなく、Anacondaに同梱された各種のアプリケーションも利用可能になります。

$ python --version
Python 2.7.15
$ conda activate  # Conda環境を開始
(base) $ python --version
Python 3.7.1

Conda環境の作成

新しい環境は、 conda create コマンドで作成します。 次の例では、base 環境をもとに、Python3.7を利用する、py37env という名前の環境を作成します。

$ conda create --name py37env --clone base python=3.7
Fetching package metadata ...........
Solving package specifications:
Package plan for installation in environment C:\Users\user1\Anaconda3\envs\env1:

Proceed ([y]/n)? y
…

ここでは、--clone base と、デフォルトのConda環境である base をコピー元として指定しています。コピー元を指定せずに作成したConda環境には、numpyjupyter などの汎用的なパッケージも一切含まれておらず、Anaconda環境としてはあまり便利ではありません。base か、または好きな環境をコピー元として指定するようにしましょう。

Conda環境の切り替え

py37env 環境を使うときには、conda activate コマンドで環境名を指定します。

$ conda activate py37env
(py37env) $

Conda環境を切り替えると、プロンプトに (py37env) と環境名が表示されます。py37env 環境で python コマンドを実行すると、指定された Python 3.7 が実行されます。

conda環境を終了するときは、conda deactivate コマンドを実行します。

(py37env) $ conda deactivate
$

Conda パッケージのインストール

conda install コマンドを使って、ANACONDA PACKAGE LIST の Pythonパッケージを Conda環境にインストールできます。

C:\Users\user1>conda install idna
Fetching package metadata ...........
Solving package specifications: .
…

Caution!

Conda環境でも、python公式サイト などが配布するPythonと同じように、pip コマンドを使ってパッケージを PyPI からインストールすることもできます。

しかし、pip でインストールされるパッケージは Anaconda が管理するパッケージではないため、うかつに使用すると不具合が発生する場合があります。

慣れるまでは、できるだけ Condaだけを使ってパッケージをインストールするようにしましょう。

複数バージョンの共存

Conda環境にインストールしたパッケージは、環境内でのみ利用できます。プロジェクトごとに専用のConda環境を用意しておけば、あるプロジェクトでは TensorFlow のバージョン1.9を利用し、別のプロジェクトでは TensorFlowの1.12を利用する、のような切り替えを簡単に実現できます。



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